施工のポイント

天然の竹垣の改修工事のご依頼でした。 呉服屋さんを営むオーナー様は、ご自宅のお庭は自ら手を入れて長年楽しまれてきていた庭でした。 和の門道には天然のみす垣と建仁寺垣が並び何とも言えない風情が漂っておりました。しかし、経年劣化で傷みがひどくなり、この雰囲気を残しつつメンテナンスのかかりにくいものに変えたいというご要望でした。すべてを人工素材で入れ替えてしまうとどうしても情緒性が落ちてしまいます。そこで考えたのが、天然の丸太柱は天然のまま入れ替え、竹の部分は情緒性の高いエバーバンブー古竹を使用する素材の融合でした。天然の丸太には現場加工で銅板を巻き経年劣化にも強い仕上げとしました。 この融合は、仕上がったときから違和感のない長年手入れされた草木にも溶け込む風情ある門道となりました。

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