施工のポイント

当初は単にオープンからクローズへの外構リフォームと言う出発から、4年にのぼる打ち合わせ期間を通じて共有したテーマは上品な高級住宅の外構でした。 既製品に無いもので独創的なデザインでありながら奇抜になりすぎず、シンプルながら存在感と高級感があること。流行に左右されず飽きの来ないものであること。仕上がりはあたかも既製品のような完成度の高いものであること。プライバシーを確保するため外部からの視線をできるだけ排除しながら閉鎖的で陰気な空間にならない。これらのご希望を満たしながら施工性と強度を確保するデザインはそこに行きつくまで数十案に上りました。ライトアップによる夜の演出に際しては、部屋からの窓越しの見え方はほんのりとうるさくない程度の控えめな光量に抑えなければならないのに対し、外側はライトアップによりデザインが最も引き立つ最も重要なところとなり上部まで届く十分な光量が求められると言う相反する条件を満たすための光の透過性を決定づける材の間隔の寸法設定も苦労しました。CAD上では計り知れない光の表情を確認するために原寸モデルを試作し何度も調整したうえで決定した寸法値は狙い通りのイメージで仕上げることができました。 道路からの目線をほぼ遮りながらほど良い明るさと風通しも確保でき、昼間はほど良い存在感で全体の雰囲気とも調和し、日が暮れてからは飽きることのない上質な夜景にしあげることができました。 御社の工事担当の方々が神経をすり減らすような精緻な作業を一部現場作業と言う難しさがあるにもかかわらず、最後まで根気強く取り組んでいただき見事に完成していただくことができました。 このお力添え無くしては完成しえなかった作品故に、工事の森田様、営業の東様はじめご協力いただきましたすべての方々に対して心よりお礼申し上げます。有り難うございました。 尚、内部写真につきましては非公開にてお願いします。 写真ご掲載いただける際には改めて使用状況等の確認をお願いします。

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