施工のポイント

観光地に立地する本邸は観光客も前の道路を通り、人目につく立地ですが、建物の外観はシンプルなため外構計画は重要なポイントとなっておりました。ホームヤードルーフは北陸エリアで計画することが多いカーポートの外観を何とかしたい考えから検討し始めました。取ってつけたようになることを避けたかったので、軒天、雨樋色となるべく近い色とし、柱は植栽でぼかすことで、軒天とアーチの水平ﾗｲﾝを強調し一体感を意識して計画しました。アーチは元々一列で検討していましたが二列にしたことで奥行き感が出せたと思います。アーチのみでは玄関までオープンすぎるのでセラウォールの門袖で区切りました。抑え目の色合いが主張しすぎず外観に馴染んでくれたと思います。アーチのフレームとシンプルな外壁面で視線が自然とシンボルツリーへ向きヤマボウシが印象的な外観となりました。落葉樹を中心に構成し、春の花、初夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と季節の移り変わりを感じられます。

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