施工のポイント

ゴルフ練習場に併設していた老朽化したクラブハウスを"森のレストラン"にしたい、という事業主の要望から既存建物と外構をコンバージョンした施設です。交通量の多い幹線道路の交差点に面した敷地に対し、「緑と水の潤いを纏うオアシスのような居場所」をつくるというコンセプトから、店内とつながる開放的なデッキテラス、夏の強い日差しを遮る軽やかなシェード（日除け）、街の喧騒を和らげる水景、そしてテラスの周りには表情豊かなたくさんの木々をしつらえました。駐車場や屋外設備の存在感を抑えるスクリーンやガラス手すりを用いた開放的なテラスの演出、建物との親和性をもたせた日除けフレームなど、空間の構成要素をシャープですっきりとした見た目にそろえることで、軽やかで心地よい居場所になるよう工夫しました。

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