施工のポイント

流山おおかたの森の区画整理地内に建つ8邸の分譲住宅です。
【区画】背割の区画の南北方向に走る敷地境界線をコミュニティポイントと定め、境界ラインから1mずつセットバックした敷地に地役権を設定。各邸の敷地の一部を拠出し合うことで街の骨格状にフットパスとなる共有地を創出し、建物の「裏側」や敷地内の「未利用地」を解消しました。また全邸の玄関をコモンアクセスとすることで歩車分離と多方向避難を確保し、隣棟間隔による延焼抑制や採風促進と共に日常から非常時までレジリエンスを確保しました。
【建物】リビングの配置を東側区画はフットパス向き、西側区画は公道向きとし、庭と共に分散配置とすることで程好いプライバシーとコミュニティの形成の両立を図りました。
【外構】フットパスは天然石の石畳とし、広葉樹の木立ちと共にコモンスペースの景観を形成。また格子材と組み合わせたホームヤードルーフを庭との間に配する事で視線の交錯を避けつつデザイン上の「木立ち」を表現。沿道部とコモンの緑化によりグリーンチェーン(緑地の広域化）に配慮しました。そして夜間になるとガーデンライトやポーチ灯が自動点灯する灯りの協定により美しい夜景を描きます。

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